12月に入りクリスマスリースのレッスンはすべて終了いたしました。
(販売はまだ受け付けています^^)
最近はフレッシュのリースがとても流行っていて、あちこちでワークショップが開催されているのをSNSなどでもよく目にします。
それと同時に間違ったリースもとってもよく目にするのを少し残念に思っています。
趣味で「見よう見真似で作ってみました」という方なら間違っていてもたのしんでつくっっているのは全然良いと思うのですが、プロとしてレッスンをしたり販売している人が間違ったリースを作っているのを見ると少し残念な気持ちになります。
何が間違っているのかというと、リースの向きです。
リースには「永遠」という意味があります。
そして「永遠の時を刻む」という意味があるので時計回りに作るのが正しいリースなのですが、反時計回りのリースをとてもよく目にするのです。
例えば下の写真のリースは今年のレッスンでおつくり頂いたリースですが、こちらはデザイン重視なので一部反時計回りになっています。
でも、もしグリーンをぐるり一周して作るのであれば時計回りですよ~というお話はさせていただいております。
クリスマスは宗教的行事なので、私たち仏教徒だけどクリスマスは楽しみたい~という日本人も、せっかくならクリスマスにまつわるいろいろな意味合いを理解して楽しみたいですよね。
リースにモミやヒバ、薩摩杉など常緑樹を使うのはever green=永遠・強い生命を意味しています。
またクリスマスに飾られるドアスワッグもこの常緑樹のもつ強い香りや空気清浄、除菌効果などから魔除けとしてかざられます。
クリスマスカラーといえばグリーン・赤・ゴールドが代表的なカラーです。
赤はキリストがはりつけにされたときに流した血の色。民衆の罪や穢れをすべて背負って処刑されたキリストの愛を意味しています。
ゴールドはキリストが生まれたときにベツレヘムに大きく輝き賢者にキリストの誕生を知らせ導いたといわれる「ベツレヘムの星」の色=希望を意味します。
白は雪の色でもありますが、純潔・潔白を意味します。
クリスマスの4週間前から始まるアドベントでは紫色のオーナーメントを飾ります。紫は悔い改めるという意味があります。
アドベントの間に日ごろの罪や穢れを悔い改め、感謝と愛をもってクリスマスを迎えるのです。
キリスト教の方たちにとっては特に大切なクリスマスという宗教行事。
異教徒の私たちも一緒にクリスマスを楽しませてもらうなら、敬意をもって楽しみたいものですよね☆