庭木の剪定は大事！！

一昨日関西地方を直撃した台風21号は街中を破壊していきました。
被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

SNSなどで公園や住宅、街路樹などの大きな木が何本もバッサバッサとなぎ倒されている写真がたくさん投稿されていました。
想像以上の風で、普通ならびくともしないような木が根っこからごっそり倒されています。
ただその木の写真たちを見て思いました。
剪定していたら・・・、もっと根っこがしっかり張れる（木と木の間隔がしっかりとれている）環境に育っていたら、もしかしたら倒れずに済んでいたのではないかなと・・・。

少し前にこちらのブログでもアップしていたお宅の庭木剪定も、もしかしてやってなかったら、倒れて愛車を潰すどころか、お隣のお家まで被害を及ぼしていたのではないかと思います。

剪定して風の抵抗を受けなくて済みましたが、剪定前はこんな感じでした。

特にエントランスのケヤキは小さな小さな花壇に植わっています。
なぜ大きく育つケヤキをこんな小さな花壇に、しかも3本の株立ちで植えてしまっているのか。
建築時の植栽計画にちょっと疑問を感じてしまうところですが、それは置いといて・・・。

これだけしか根っこを張るスペースがなく、風の力を受ける枝葉がこんなに茂っていたら根っこも踏ん張り切れないのではと思います。
夏は木々が茂って緑が美しいですが、そんな危険もはらんでいるのだと、今回の台風であらためて思いました。

しばらくお庭の剪定していないわという方は今一度根っこと枝葉のバランスがちゃんと取れているのか、見直してみられてはいかがでしょうか。
本来、木は最低でも上の枝葉の幅の3倍の幅で根っこを張ります。例えば5ｍの幅の木なら15ｍ根っこを張りたいのです。
公園や道路で倒れてしまっていた木たちも、きっとそんなに根っこを張るスペースがなかったのでしょう。

つくづくこちらのお宅は剪定しておいてよかった～と思う次第です。