静止画と寸法と動画資料

少し前に、3日後にオープンする焼肉屋さんの、インテリア装飾用のアレンジを急遽ご依頼をいただきました。
通常は、モデルルームでも、個人邸でもお店でも、お花を飾る場所の寸法や空間の有効寸法を教えてもらい、そのスペースやお花以外のインテリアのイメージがわかる写真をご依頼主の方に送っていただきます。
その資料を元に花器の大きさや、アレンジ全体の大きさ、高さをイメージしながら作ります。
しかし今回は、お施主様が、コーディネーターの方に　お店の入り口から入ってぐるりと店内を見渡したような動画を送ってこられ、それをそのまま私に送ってこられました。
実寸法なしで動画のみでご依頼いただくのは初めての経験で最初は戸惑いました。
かといって、測ってもらってご連絡いただくのを待つという時間的余裕もない状態でした。

でも、この時初めて気がついたのですが、写真と数字よりも、動画のほうが空間の大きさや目線、動線が掴みやすかったということです!
約14年間、たくさんの物件にお花をご納品してきましたが、イメージした空間の大きさと実際の空間の大きさがほぼイメージ通りで、作ってお持ちしたアレンジの大きさもジャストサイズ！！
これはいい！！！と思いました。
今まで気づきそうで気付かなかった、動画でいただく資料。
もちろんモデルルームや新店の場合は、動画で資料を貰おうとすると、ある程度完成しないと資料がもらえないということになり、納期が短すぎて無理があるのですが、すでに居住されているお家などで、納期にある程度の猶予がある場合は静止画と数字よりも動画がいいという大きな発見でした！！

という小さなことだけど私にとっては大きな収穫のあった現場のお写真はこちら。